合掌
歳覺寺の一光三尊佛は善光寺の寺紋の入った佛龕に安置致しております。
〖一光三尊阿弥陀如来〗は、
中央に阿弥陀如来
向かって右側に観音菩薩
向かって左側に勢至菩薩
が一つの光背の中にお立ちになっておられます。
阿弥陀仏の印相は、
右手は手の平を開き我々の方に向けた施無畏印で、
左手は下げ人差し指と中指を伸ばし他の指は曲げるという刀印です。
両脇尊仏(勢至菩薩と観音菩薩)の印相は、
梵篋印といい、胸の前で左の掌に右の掌を重ね合わせる
珍しい印相をしておられます。
その掌の中には真珠の薬箱があるといわれています。
三尊像は蓮の花びらが散り終えて残った蕊が重なった
臼型の蓮台に立っておられます。
このような特徴を全て備えた一光三尊阿弥陀如来像を
通称、善光寺式阿弥陀三尊像といっております。
御開帳の起源は西暦1730年享保年間と云われております現在は七年に一度の御開帳ですが初めの頃は七年と決めず天災や火災などの時に出開帳と云って全国に善光寺聖(ひじり)と呼ばれる僧が絶対秘仏のご分身佛を背負って天災の難民に救いと極楽浄土への報身や仏との縁起を唱導して全国各地を遍歴しておりました。
一光三尊佛を拝む事で現当二世の御利益を受けることができます。
九拝合掌
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