一光三尊 阿弥陀如来
歳覺寺は開基時に信州善光寺より阿弥陀三尊のご分身を賜りました。
信州定額山 善光寺の御本尊は、日本最古の秘仏と伝わっております
善光寺の御本尊は、【 一光三尊阿弥陀如来 】 と云われます
(一つの光背に、阿弥陀如来・聖観音菩薩・勢至菩薩が並ばれる)
お姿で絶対秘仏として善光寺本殿にお隠れになっておられます。
善光寺では絶対秘仏と同じ仏様の
『前立本尊』が宝物殿に置かれており、
数え年で七年に一度(六年ごとの丑年と未年)に
『前立本尊』が本堂に置かれ『御開帳』が行われます。
須弥山歳覺寺(覺王山歳弘法堂の開基時に)は
善光寺様より覚王山の地へ本尊の御分身佛を勧請賜り
善光寺の寺紋(善光寺縁起より本田善光家の家紋から寺紋へ)
の入った佛龕に安置致し慈悲堂にて祭祀致しております
歳覺寺にご祭祀致しております、善光寺本尊ご分身
【一光三尊阿弥陀如来】は、善光寺御開帳の時に、
善光寺の寺紋の入った仏龕を開け御開帳致します。
一光三尊阿弥陀如来は、
中央に阿弥陀如来
向かって右側に観音菩薩
向かって左側に勢至菩薩
が一つの光背の中にお立ちになっておられます。
阿弥陀仏の印相は、
右手は手の平を開き我々の方に向けた施無畏印で、
左手は下げ人差し指と中指を伸ばし他の指は曲げるという刀印です。
両脇尊仏(勢至菩薩と観音菩薩)の印相は、
梵篋印といい、胸の前で左の掌に右の掌を重ね合わせる
珍しい印相をしておられます。
その掌の中には真珠の薬箱があるといわれています。
三尊像は蓮の花びらが散り終えて残った蕊が重なった
臼型の蓮台に立っておられます。
このような特徴を全て備えた一光三尊阿弥陀如来像を
通称、善光寺式阿弥陀三尊像といっております。
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