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弘法大師御年十九歳

真魚さまは、大学での勉学に疑問を持ちます
この勉学が本当に迷える人にとって救いになるのかと
この疑問は後二十四歳の時に書かれる「聾瞽指帰」に示されています。
そして十九歳の頃より、当時のエリートコースである大学寮を離脱致します。
真魚さまは在家で民間の修行者『優婆塞』という地位のまま山岳修行を始められます。
山岳修行は荒行で各地を巡ります。ある時伊豆の国桂谷の修善寺経行の時の事
この地域での天魔・邪気・魔障の出現があり
地元の住民にも様々な邪魔をして苦しめました。

真魚さまは、虚空に向かって『大般若波羅蜜多経』を書きました。
それ以降、この地域での天魔・邪気・魔障の出現はなくなり
この地域の住民は普通に生活ができるようになりました。

覺王山歳弘法堂では、真魚さまが虚空に向かって
『大般若波羅蜜多経』を書いているお姿の尊像を祭祀致しております。

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