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弘法大師『空海』御年一歳

今から約1250年ほど前の西暦774年(宝亀五年)の六月十五日に
讃岐の国多度郡引田郷屏風ヶ浦(四国香川県善通寺市)でお生まれになられました。
幼名は真魚(まお)様と言われます、真魚さまのお誕生日であります六月十五日は
中国密教の大成者で、真言密教『付法の八祖』の第六祖、『伝持の八祖』では第四祖で有られる不空三蔵の入滅の日でもあり『付法の八祖』の第八祖で『伝持の八祖』第八祖でも在られる『弘法大師・空海』が『不空三蔵』の生まれ変わりであるとも言われています。


『父親の名は、佐伯 田公』
(さえき の たぎみ)姓(かばね)は直(あたい)で別名(善通)とも云われ官職は多度郡少領です。      〘 播磨国造の一族の直系とも云われています 〙
『母親は、阿刀家の玉依御前』(あとけのたまよりごぜん)と云います、阿刀家は河内国渋川郡跡部郷を本拠として朝廷に仕えていた家系で伯父(兄)の阿刀大足は伊予親王の侍読(学問を教授する学者)でその姉妹には聖武天皇または光明皇后に仕えた内侍の安都(阿刀)扉娘子(あとのとびらおとめ)と云う高位の女官がいます。〘 阿刀家は朝廷に仕えた家系でした 〙


出生の地は、現在の善通寺あたりであったと云われております。
ご両親ともに、天竺より高僧が紫色の輝く雲に乗って母君のふところに入られる
という夢を見られ、ご懐妊なされました。
(宝亀五年)の六月十五日、寅の年・寅の月・寅の時刻に、
真魚さまがご誕生になられました。

覺王山 歳弘法堂では、弘法大師空海が佐伯真魚(さへきのまお)と名づけられた
生後間もない、母の玉依御前に抱かれたお姿の尊像を祭祀いたしております。

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